【前編】生後0〜6ヶ月までの赤ちゃんの発達心理|月齢ごとの特徴と関わり方

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【前編】生後0〜6ヶ月までの赤ちゃんの発達心理|月齢ごとの特徴と関わり方

はじめに

赤ちゃんは生まれた瞬間から、毎日少しずつ心も体も成長しています。
特に生後0〜6ヶ月は、感覚や感情、そして人との関わり方が急速に発達する時期です。
私自身も娘が0ヶ月から6ヶ月になるまでの間、「昨日できなかったことが、今日はできる!」という変化に何度も驚かされました。
この記事では、月齢ごとの発達心理を「感覚・認知」「情緒(感情)」「社会性」の3つの視点から解説し、家庭でできる関わり方のヒントも紹介します。


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生後0〜1ヶ月:新生児期|“生きるため”の本能が中心

感覚・認知の発達

  • 視覚はまだぼんやりで、約20〜30cmの距離が見やすい範囲。
  • 光や輪郭、コントラストの強いものには反応。
  • 聴覚は比較的発達しており、ママやパパの声に安心します。

情緒の発達

  • 表情は「不快(泣き)」「満足(落ち着き)」が中心。
  • 生理的微笑(反射的な笑顔)が見られることもあります。

社会性の発達

  • 抱っこされることで心拍が安定するなど、原始的な愛着形成が始まります。

関わり方のポイント

  • 抱っこや授乳の際は、赤ちゃんの顔が見える距離でゆっくり話しかける。
  • 泣いたらすぐに反応することで、「安心できる世界」だと学びます。

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生後1〜2ヶ月:社会的微笑の始まり

感覚・認知の発達

  • 視線を合わせる時間が少しずつ増えます。
  • 人の顔や動きを目で追う「追視」が始まります。

情緒の発達

  • 人の顔を見て笑う「社会的微笑」が見られる時期。
  • 泣き方に空腹や不快などの違いが現れます。

社会性の発達

  • 「泣くと抱っこされる」などの経験から、“期待”という学びが始まります。

関わり方のポイント

  • 笑いかけたら笑い返す“やりとり”を意識しましょう。
  • おむつ替えや授乳時に、目を見ながら名前を呼んであげると安心感が深まります。

生後2〜3ヶ月:声と表情で世界を広げる

感覚・認知の発達

  • 音の方向に顔を向けるようになります(定位反応)。
  • 視覚と聴覚の連動が始まり、声を聞きながら顔を探す姿が見られます。

情緒の発達

  • 「アー」「ウー」などのクーイング(喃語の前段階)が始まります。
  • 喜びや不快の表情がより明確になります。

社会性の発達

  • あやすと笑ったり声を返したり、双方向のやりとりが成立します。

関わり方のポイント

  • 赤ちゃんの発声にマネして返すと、会話の基礎が育ちます。
  • 笑顔や明るい声で話しかけることで、社会的な反応が促されます。

生後3〜4ヶ月:興味の対象がぐんと広がる

感覚・認知の発達

  • 視覚追従がスムーズになり、興味あるものをじっと見る。
  • 「ハンドリガード(自分の手を見つめる行動)」が見られます。

情緒の発達

  • 驚きや興味の表情が出始めます。
  • 「ば」「ま」などの音を出すことも。

社会性の発達

  • 声や表情に対して笑顔や発声で応答。
  • 養育者とのやりとりがますます活発になります。

関わり方のポイント

  • 赤ちゃんが見つめている物を一緒に見て、「〇〇だね」と言葉を添える。
  • 名前を呼びながら触れ合う遊びを取り入れましょう。

生後4〜5ヶ月:自分から世界に働きかける

感覚・認知の発達

  • 興味のある物に手を伸ばしてつかむ動作が発達。
  • 音の違いや声の抑揚を聞き分けます。

情緒の発達

  • 喜びを手足の動きで全身表現。
  • 甘えや要求を泣き声や発声で伝えます。

社会性の発達

  • 見慣れた人と知らない人の区別が始まる(人見知りの萌芽)。

関わり方のポイント

  • ガラガラや布など、触って音が出るおもちゃを使って遊ぶ。
  • 家族以外の人と少しずつ関わらせて、刺激の幅を広げる。

生後5〜6ヶ月:愛着が深まり、人見知りもスタート

感覚・認知の発達

  • 自分の名前を呼ばれると反応。
  • 舐めたり振ったりして物を探求します。

情緒の発達

  • 喜び、怒り、不安など感情の種類が増加。
  • 人見知りが本格的に始まることも。

社会性の発達

  • 養育者が離れると泣く(分離不安の始まり)。
  • 表情や声を使ったコミュニケーションが明確になります。

関わり方のポイント

  • 安心できる人と場所を基盤に、新しい刺激を少しずつ。
  • 離れるときは「ちょっと行ってくるね」と声をかける習慣を。

まとめ

月齢感覚・認知の発達情緒(感情)の発達社会性の発達
0〜1ヶ月(新生児期)視覚は約20〜30cmの距離が見やすい。輪郭・光・コントラストに反応。聴覚は比較的発達し、親の声を識別。生理的微笑(反射的な笑顔)。泣きで空腹や不快を表現。抱っこで安心。原始的な愛着形成が始まる。
1〜2ヶ月顔や動きを目で追う「追視」が始まる。人の顔を見て笑う「社会的微笑」が出現。泣き方に種類が出る。「泣くと抱っこされる」という経験から期待が芽生える。
2〜3ヶ月音の方向を向く(定位反応)。声と顔の位置を結びつける。「アー」「ウー」などの発声(クーイング)が始まる。喜びや不快の表情が明確に。あやしに笑顔や声で応答し、やりとりが成立。
3〜4ヶ月興味あるものをじっと見る。自分の手を見つめる「ハンドリガード」。驚きや興味の表情が出る。喃語(ば・まなど)が出ることも。声や表情に笑顔や発声で応答。養育者との情動交流が活発化。
4〜5ヶ月興味のある物に手を伸ばしてつかむ。音の高低や声色を区別。喜びを全身で表現。泣き声や発声で甘え・要求を示す。人見知りの萌芽。見慣れた人への安心感が強まる。
5〜6ヶ月名前を呼ばれると反応。舐めたり振ったりして物を探求。喜び・怒り・不安など感情の種類が増加。人見知りが本格化。養育者が離れると泣く(分離不安の始まり)。

0〜6ヶ月の赤ちゃんは、毎日驚くほど心理的に成長します。
安心できる関係の中で、たくさんの「やりとり」を積み重ねることが、この時期の心の発達を支える最大のポイントです。
後編では、6ヶ月から1歳までの発達心理を解説します。

👇️後編の記事はこちらから👇️

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