【後編】生後6ヶ月〜1歳までの赤ちゃんの発達心理|月齢ごとの特徴と関わり方

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【後編】生後6ヶ月〜1歳までの赤ちゃんの発達心理|月齢ごとの特徴と関わり方

はじめに

生後6ヶ月を過ぎると、赤ちゃんは「ねんね中心の生活」から「自分で世界を探索する生活」へと大きく変化します。
感覚や感情の幅が広がり、愛着形成も安定してくる時期ですが、その分「人見知り」「後追い」など親が大変に感じる変化も出てきます。
私の娘も6ヶ月を過ぎた頃から、自分の意思をしっかり主張するようになり、嬉しさと大変さが同時に押し寄せた時期でした。
この記事では、生後6ヶ月〜1歳までの月齢ごとの発達心理を詳しく解説し、日々の関わり方のヒントをお伝えします。

👇️前編の記事はこちらから👇️


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生後6〜7ヶ月:探求の幅が広がる時期

感覚・認知の発達

  • 物をしっかり握って振ったり落としたりして遊ぶ。
  • 舐めたり叩いたりして物の性質を確かめます。
  • 名前を呼ばれると振り向くことが増えます。

情緒の発達

  • 喜び・不安・怒りなど、感情表現がさらに豊かに。
  • 人見知りや後追いが始まりやすい時期です。

社会性の発達

  • 特定の人に対する愛着が強くなります。
  • 養育者が離れると泣くことが増えます(分離不安)。

関わり方のポイント

  • 安心できる環境をベースに新しい刺激を少しずつ与える。
  • おもちゃや絵本を通して「これは〇〇だよ」と名前を教える。

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生後7〜8ヶ月:模倣とコミュニケーションの芽生え

感覚・認知の発達

  • 片手から片手へ物を持ち替える動作が可能に。
  • 「いないいないばあ」などの簡単な遊びを理解します。

情緒の発達

  • 笑い方や泣き方に個性が出てきます。
  • 新しい経験への好奇心が高まります。

社会性の発達

  • 周囲の人の表情をよく観察し、真似をしようとします。
  • 喃語で会話のようなやりとりを楽しみます。

関わり方のポイント

  • 表情や声色を大きく変えて話しかける。
  • 模倣遊び(バイバイ、拍手)を積極的に取り入れる。


生後8〜9ヶ月:自分の意思がはっきりする

感覚・認知の発達

  • 指先で小さい物をつまむ動作(つまみ持ち)ができ始めます。
  • 遠くの物を取りに行こうとするなど行動範囲が広がります。

情緒の発達

  • 気に入らないと泣いて抗議するなど、自我の芽生えが見られます。
  • 不安や恐れも表現するようになります。

社会性の発達

  • 養育者の行動を真似する頻度が増えます。
  • 知らない人に対して警戒する一方、慣れると笑顔も見せます。

関わり方のポイント

  • 危険のない範囲で自由に探索させる。
  • 「やってほしいこと」と「やってはいけないこと」を簡単な言葉で伝える。

生後9〜10ヶ月:後追いのピークと理解力の伸び

感覚・認知の発達

  • 「ちょうだい」「どうぞ」など簡単な指示を理解します。
  • 言葉の音と意味を結びつけ始めます。

情緒の発達

  • 後追いがピークに達し、見えなくなると泣くことが多くなります。
  • 喜びや怒りを表情と声で同時に表すようになります。

社会性の発達

  • 他の子どもに興味を示し、近づこうとしますが、まだ共同遊びはできません。
  • 喃語で会話のようなやりとりを繰り返します。

関わり方のポイント

  • 離れるときは「いってくるね」「すぐ戻るよ」と声をかける。
  • 物の名前を繰り返し教えることで語彙の基礎を育てる。


生後10〜11ヶ月:言葉と行動のリンク

感覚・認知の発達

  • 「ママ」「パパ」など意味を持った言葉が出ることも。
  • 動作と言葉をセットで理解します(例:「バイバイ」で手を振る)。

情緒の発達

  • 自分のやりたいことを強く主張します。
  • 気に入らないと泣いたり物を放ったりすることも。

社会性の発達

  • 親の反応を見て行動を調整する「社会的参照」が見られます。
  • 人との関わりを求める姿勢がより明確になります。

関わり方のポイント

  • 「やったね!」「すごいね!」などポジティブな声かけを多用。
  • 危険行動には短く明確に注意する。


生後11ヶ月〜1歳:自立の第一歩

感覚・認知の発達

  • 言葉の理解が一気に進み、簡単な文章でも理解できるように。
  • 初めての一歩(歩行)に挑戦する時期。

情緒の発達

  • 達成感や自己満足を表現する笑顔が増えます。
  • 気持ちをうまく伝えられず、癇癪を起こすことも。

社会性の発達

  • 大人や他の子どもとの関わりを楽しみ始めます。
  • 自分から「どうぞ」「ちょうだい」とやりとりする姿が見られます。

関わり方のポイント

  • 新しい環境や人と触れ合う機会を増やす。
  • やりたい気持ちを尊重しつつ、安全面はしっかり確保。

まとめ

月齢感覚・認知の発達情緒(感情)の発達社会性の発達
6〜7ヶ月握った物を振る・落とす。舐めて性質を確かめる。名前に反応。喜び・不安・怒りの表現が明確に。特定の人への愛着が強まり、分離不安が見られる。
7〜8ヶ月片手から片手へ物を持ち替える。簡単な遊びを理解。笑いや泣きに個性。新しいことへの好奇心が強まる。表情や動作を真似。喃語でやりとりを楽しむ。
8〜9ヶ月指先で物をつまみ始める。遠くの物を取りに行く。自我の芽生え。不満を泣きで表す。養育者の行動を真似。知らない人に警戒しつつ慣れると笑顔。
9〜10ヶ月「ちょうだい」「どうぞ」を理解。言葉と意味を結びつけ始める。後追いがピーク。喜怒哀楽を表情と声で表現。他の子どもに興味を示すが共同遊びはまだ。
10〜11ヶ月「ママ」「パパ」など意味ある言葉が出ることも。動作と言葉をリンク。強い自己主張。気に入らないと泣く・投げる。親の反応を見て行動を調整(社会的参照)。
11ヶ月〜1歳簡単な文章を理解。歩行が始まる子も。達成感や自己満足の笑顔。気持ちを伝えられず癇癪も。他者とのやりとりを楽しみ、自発的に「どうぞ」「ちょうだい」。

生後6ヶ月〜1歳は、赤ちゃんが自分の意思を持ち、行動で世界と関わるようになる時期です。
この時期の関わりで大切なのは、「安心できる基盤」と「新しい挑戦」のバランスです。
抱っこや声かけで安心を与えながら、少しずつ外の世界や新しい経験を増やしてあげることで、心と体の両方が大きく育ちます。

👇️前編の記事はこちらから👇️

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