はじめに:赤ちゃんと目が合わない…心配したけど?
赤ちゃんとのふれあいの中で、ふとした疑問がよぎることってありますよね。
私の場合、4ヶ月頃の娘を抱っこしているときにふと気づいたのが、
「あれ?目が合わないな……」
「じっと見てもすぐそらされちゃう。もしかして、私のこと嫌いなのかな?」
という不安でした。
でも、よく観察してみると「笑いながら」「チラッと見てすぐ逸らす」などの可愛いしぐさが増えてきて……
調べていくうちに、これは決してネガティブなことではなく、むしろ愛情を受け取っているサインかもしれないということがわかりました。
今回は私の体験を交えながら、赤ちゃんが笑いながら目をそらす理由について、発達心理学の視点からも解説していきます。
赤ちゃんが目をそらすのはよくあること?
発達途中の視力と注意力の関係
生後4ヶ月頃の赤ちゃんは、まだ視力が発達途中。
はっきりと人の顔を認識できるようになってくるものの、見え方や集中力はまだまだ未熟です。
- 視力は0.1~0.2程度
- 注意を向けられる時間は数秒から十数秒ほど
- 興味のあるものがコロコロ変わる
そのため、抱っこして顔を見つめていても、**「飽きた」「疲れた」「他に気が向いた」**といった理由で視線をそらすのは、ごく自然な行動です。
「目が合わない=異常」ではない
乳児健診の項目にも「人の顔をじっと見つめるか」「声に反応するか」といった観察ポイントがありますが、
一時的に目が合わない・目をそらすこと自体は、発達上よくある現象です。
ただし、以下のようなケースは念のため注意が必要です。
- 一度も目が合ったことがない
- 名前を呼んでも全く反応がない
- 無表情で、あやしても笑わない
こうした場合は、発達のチェックを含めて小児科や保健センターに相談してみるのがおすすめです。
私の体験:目が合わない…からの「じらし遊び」?
娘が4ヶ月を迎えた頃、ふとした瞬間に「いつも目が合わないな」と感じたことがきっかけでした。
「私のこと見てくれないのかな?」「愛着がまだないのかな?」と心配したのですが、
よくよく観察してみると、次のような行動が頻繁に起こっていることに気づきました。
- じっと顔を見てから、パッと目をそらす
- 私が笑いかけると、笑ってからそっぽを向く
- こちらをチラチラ見ながら、わざと他を向くような仕草をする
「ん?これって、照れてる……?遊んでる……?」と感じるようになり、
調べてみたところ、まさに「目をそらすのは社会的発達のサイン」だということがわかってきたのです。
なぜ笑いながら目をそらすの?その理由とは?
感情の高ぶりをコントロールしている
赤ちゃんは、大人のように感情をコントロールする力が未熟です。
大好きな人と目が合うと、うれしくて心がドキドキ!そのままでは感情が高まりすぎてしまうため、いったん目をそらして自分を落ち着けるという行動をとります。
これは「視線回避(gaze aversion)」と呼ばれ、心理学の研究でも確認されている現象です。
🔍参考:Jones, T. R.(1990年)「Infant gaze aversion: Emotional self-regulation」
この「ちょっと照れる」「一旦落ち着く」というのは、大人の恋愛にも近い感覚かもしれません(笑)
愛着があるからこその“恥ずかしがり屋”モード
実は「笑いながら目をそらす」のは、赤ちゃんがその人に安心し、信頼している証拠とも言われています。
- 怖い人・苦手な人には、そもそも笑いません
- 無関心な相手には、そもそも反応が薄いです
つまり、ママの笑顔を見てうれしくて、でもそれをうまく処理しきれず、“恥ずかしさ”や“ちょっとしたじらし”のような反応をしているのです。
人とのやりとりを楽しむ“社会的遊び”の始まり
この頃になると、赤ちゃんは「いないいないばあ」や「じらし遊び」など、他者とのやりとりを楽しむ力が芽生えてきます。
- 目が合う→笑う→目をそらす→またチラッと見る
- 「見ないよ~」としながら、こちらを観察しているような様子
これはすでに立派な“コミュニケーション”の一つであり、心の発達が順調である証拠とも言えます。
気になるときはどうすればいい?
健診での相談がおすすめ
赤ちゃんの発達は個人差が大きいため、少し気になることがあっても過度に不安になる必要はありません。
ただし、もし以下のようなことがあれば、4ヶ月健診や小児科で相談してみると安心です。
- 一切目が合わない/感情の反応が薄い
- あやしても笑わない・声に反応しない
- 顔ではなく、天井ばかり見ている
「最近目が合わない気がして…」とそのまま伝えればOKです。健診の担当者も慣れています。
赤ちゃんとの関わりを楽しむコツ
私自身、目が合わないことを不安に思っていましたが、
「笑いながら目をそらすのは、むしろ愛着のしるし」と知ってからは、ますます愛おしく感じられるようになりました。
今では、
- 笑いながら目をそらしたときに「恥ずかしいの~?」と声をかける
- チラチラ見てくる娘に「じーっ👀」と見つめ返して遊ぶ
など、視線そらしを“遊び”として楽しんでいます。
まとめ|目をそらす赤ちゃんは、ちゃんと見てくれている
赤ちゃんの様子 | 考えられる意味 |
---|---|
笑ってから目をそらす | 愛着形成・感情調整 |
チラチラと視線を送ってくる | じらし遊び・関心の表れ |
一切目が合わない・反応が乏しい | 専門機関に相談を |
赤ちゃんの視線はとても奥深く、目をそらすこと自体にもちゃんと意味があるんだなと、改めて感じています。
「愛情を受け止めきれないから目をそらす」という言葉、私もとても心に残っています。
これからも娘との“視線コミュニケーション”を大切に、たくさん笑っていこうと思います。
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