大人になっても消えない異所性蒙古斑|37歳で感じた「持続性蒙古斑」との付き合い方

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私の右腕に残る「異所性蒙古斑」とは

生まれたときから、私の右腕には青黒く見えるあざがありました。
母によると、出産直後にお医者さんから「これは異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)ですね。大きくなるにつれて自然に消えるでしょう」と説明を受けたそうです。

一般的に蒙古斑といえば、赤ちゃんのおしりや背中にできる青あざのようなもので、成長とともに消えていくのが普通です。
しかし私の場合、その場所が「おしり」ではなく「右腕」。
これが、異所性(=通常とは違う場所)にできる蒙古斑です。


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「そのうち消える」と言われていたけれど…

小学校に上がる頃、周囲の友達の蒙古斑はすっかり消えていました。
けれど、私の右腕のあざは薄くなりながらも、はっきりと残っていたのです。

夏になると半袖から見える位置にあるので、友達から「ぶつけたの?」と聞かれることもしばしば。
そのたびに「生まれつきなんだ〜」と答えていましたが、子ども心には少し気になっていました。

病院で再び相談したのは中学生のとき。
医師からは「異所性蒙古斑の一部は“持続性蒙古斑”になることがあります。思春期を過ぎても残るケースもありますよ。」とのこと。
「特に悪いものではない」と言われてホッとしたのを覚えています。


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37歳になった今の状態

37歳になった現在、右腕の蒙古斑はかなり薄くなったものの、うっすらと色の違いが残っています。
日焼けして皮がむけたあとや、乾燥した肌のときに特に目立ちます。

普段はほとんど気づかれない程度で、生活に支障はまったくありません。
ただ、自分では長年の“印”のように感じており、ふとした瞬間に目に入るたびに「生まれたときから一緒にいたんだな」と少し感慨深い気持ちになります。

現在の腕の写真

(画像を挿入)

知らない人からは「すごい日焼けして皮めくれてるね!」など言われることもあります。
腕であることもあり、まさにそのように見える跡です。


異所性蒙古斑・持続性蒙古斑とは?

蒙古斑は、メラノサイト(色素細胞)が皮膚の深い部分にとどまってしまうことで、青っぽく見えるあざです。
新生児の約8〜9割に見られる自然な現象で、通常は生後1〜2年で薄くなり、小学校入学前には消えるといわれています。

一方で、私のようにお尻以外の部位(腕・肩・背中・足など)に現れるのが異所性蒙古斑
その中でも、大人になっても完全には消えないものを持続性蒙古斑と呼びます。


持続性蒙古斑は珍しい?悪い病気なの?

「蒙古斑が大人になっても残っている」と聞くと、不安になる方も多いと思います。
ですが、持続性蒙古斑=病気ではありません。

日本皮膚科学会の報告によると、異所性蒙古斑のうち約1〜2割は成人後も痕跡が残るそうです。
特に腕や足などの「摩擦や日焼けを受けやすい部位」は、完全に消えにくい傾向があります。

悪性化したり、健康に影響を及ぼすことはありません。
ただし、極めてまれに太田母斑(おおたぼはん)や青色母斑など、別の色素性疾患と区別が必要なケースもあります。
気になる変化(急に濃くなる・盛り上がるなど)があれば、皮膚科を受診して確認すると安心です。


治療は必要?レーザーで消えるの?

もし「見た目が気になる」「半袖を着るのに抵抗がある」という場合は、レーザー治療で薄くすることも可能です。

主な治療法

  • Qスイッチレーザー(ルビーレーザーなど)
     メラニン色素をピンポイントで破壊する治療法。
     蒙古斑の場合、3〜5回ほどの照射でかなり薄くなるケースもあります。
  • 副作用・注意点
     赤みや色素沈着が一時的に出ることがあります。
     保険適用は年齢・部位・症状によって異なり、成人では自由診療扱いになることが多いです。

私はこれまで治療は受けていません。
理由は、日常でほとんど目立たないことと、「自分らしさの一部」と感じるようになったからです。


「消える時期」は人それぞれ

👉 関連記事:【蒙古斑はいつ消えるの?

赤ちゃんの蒙古斑が消える時期については、個人差が非常に大きいです。
私のように37歳になっても残るケースもあれば、小学生になる前にすっかり消える子もいます。

実際の消えるタイミングや経過については、上記の内部リンク記事「【蒙古斑はいつ消えるの?】」で詳しく解説しています。
そちらもぜひあわせてご覧ください。


同じように悩んでいる人へ伝えたいこと

大人になっても蒙古斑が残っていると、「自分だけ?」と不安になるかもしれません。
でも、決して珍しいことではありません。

特に異所性蒙古斑は、完全に消えないケースが一定数存在します。
それでも、それはあなたの体の個性のひとつ。
痛みもかゆみもなく、健康に害のない“生まれつきの印”なのです。

私もかつては気にしていましたが、今はむしろ「自分の歴史を語る小さな証」のように感じています。
この経験が、同じように悩んでいる方の安心材料になれば嬉しいです。


まとめ:異所性蒙古斑は「消えなくても大丈夫」

  • 異所性蒙古斑は、おしり以外の場所にできる蒙古斑
  • 思春期を過ぎても残る場合、持続性蒙古斑と呼ばれる
  • 悪性化の心配はほとんどなく、健康への影響はない
  • 気になる場合はレーザーで薄くできる
  • 消えないことも“個性のひとつ”として受け入れてOK

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