ドライマウスとは【口腔乾燥症】

矯正治療
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ドライマウス、あまり聞き馴染みのない言葉でない方のほうが多いのではないでしょうか。
ドライマウスとは、その名の通り口の中が乾燥している状態のことです。

ではなぜドライマウスがおこるのか、原因や改善方法は?
今回はドライマウスについて解説していきますね。

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ドライマウスってなに?

ドライマウスとは、唾液の分泌が少なくなった
まったく分泌されなくなることで口の中が乾燥した状態のことをいいます。
口腔乾燥症とも呼ばれています。

ドライマウスの症状を訴える方は若い年代では少ないですが
比較的高齢になってから、特に50歳以上で多くみられており
日本では口の乾きを感じている人が数百万~数千人いると推測されています。

近年増え続けている現代病のひとつともいわれているそうで
とくに女性に多い傾向があります。

私も出っ歯なこともあり、口を開けて寝ているようで
朝起きた時の口の乾燥がとても気になっていました。
口が乾燥すると口臭も気になるし。。と気が滅入ることも多いです。

しかし、ドライマウスは「ただ口が乾くだけ」と軽く見られがちですが
放置しておくと健康にとってさまざまな悪影響を及ぼすこともあるので
注意が必要ですね。

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ドライマウスの症状

ドライマウスの症状は
自分で認識できる「自覚症状」
医療者側からみた「他覚症状」
に分けることができます。
それぞれの症状を詳しく解説していきますね✾

ドライマウス症状

1.自覚症状


まずは日常生活ででる自覚症状には以下のようなものあがります。

  • 口が乾く
  • 口がねばつく
  • 口を潤す目的で水をよく飲むようになった
  • 乾燥により話しづらい
  • 食事を飲み込みづらい
  • 食事がおいしくない、味覚が変化した
  • 舌に違和感がある
  • 口臭が気になる
  • 寝ていると口がカラカラに乾く
  • 虫歯や歯周病の症状がでる

朝起きた時のくちのネバつきは私も毎日のように感じています。

口を潤す目的で水を飲む、はみんな当たり前だと思っていたので驚きました!

喉ではなく口の中が乾燥しているという症状は
ドライマウスの典型的な症状のようですね。

ドライマウスの症状

2.他覚症状

次に医者からの診断でわかる症状には以下のようなものがあります。

  • 明らかに口の中が乾燥している
  • 大唾液腺の開口部から唾液が流出しない
  • 唾液が泡状になったり、ねばつきがある
  • 舌表面の乳頭が消失し、つるっとしている
  • 舌表面がひび割れている
  • 口腔内カンジダ症を繰り返す

確かに上記のような症状は病院で診断してもらわないと難しいところもありますね。
これらの症状以外にも、耳下腺や顎下腺の場所が腫れていたり
食欲が低下したりする
こともあります。
口の乾きだけではなく、いろいろな症状が現れるのがドライマウスの特徴でもあります。

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原因は?

大きな要因として主に3つがあげられます
こちらも1つずつ解説していきます。

ドライマウスの原因

1.薬や病気によるもの


一部の風邪薬や抗うつ剤なども、薬の副作用として口が乾くことがあるそうです。
花粉症の際に処方される薬の中にも、唾液が出にくくなる副作用があることから
同じような症状が現れるものもあるそうです。

とくに女性の場合、更年期障害に関連した抑うつ症状に対して
抗うつ剤を処方されるケースがあるため、ドライマウスに悩む女性も多いのです。

ドライマウスの原因

2.身体的な変化によるもの

ドライマウスは身体的な変化によって症状が現れる場合があります。

例えば、加齢によって唾液の分泌機能が低下することで起こる口の乾きなどです。
年齢と共に全身の様々な細胞は機能低下を起こします。

唾液を分泌する細胞が機能低下することで
加齢と共に唾液分泌は低下しやすくなります

また筋力の低下もドライマスの原因です。唾液は噛むという刺激が脳に伝わることによって分泌されるのですが、噛む力が衰えることで唾液が出にくくなるのです。
同様に、会話の機会が減って、口を動かす頻度が減っても、唾液分泌は低下します。

このように普段の生活をしているつもりでも、少しずつ身体の衰えとともに
唾液量も変わってくるのですね。

ドライマウスの原因

3.生活習慣によるもの

日常的にしていることが、ドライマウスの原因となっている場合もあります。
大きな原因など口呼吸をしている場合、口の中が乾きやすくなります。

また、飲酒や喫煙もドライマウスの原因の一つと考えられます。
アルコールには利尿作用があるため
十分な水分補給を同時に行わないと脱水傾向となり、唾液分泌量が低下します。

喫煙やカフェイン入りの飲料も血管を縮める交感神経を刺激するため
唾液の分泌が低下してしまうのです。

唾液は、食事に関連した機能のため
リラックスしているときに十分に分泌されるものです。
しっかり水分をとることや、ストレスも大きく関係してくるので
日常的な生活習慣でも意識できることがあるのではないでしょうか。

放置していたらダメなの?

ドライマウスを「ちょっと口の中が乾燥しているだけ」と考える方もいると思います
実はドライマウスをそのままにしておくと
さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。

口腔内に汚れが溜まりやすくなることで、口臭が悪化する可能性もあります。
ドライマウスは唾液の分泌が低下している状態です。
唾液には、口腔内の汚れを洗い流して、清潔に保つハタラキがあります。
唾液の分泌が少ないと、口腔内の衛生を維持することができなくなり
虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

その他にも唾液には
味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じる組織に味物質を届ける役割があるため
唾液が少なくなると食べ物の味がわからなくなる
味覚障害を引き起こすこともあるそうです。

また高齢になってきて増えてくるのが
口腔内が乾燥することで、食べ物が飲み込みにくくなりる
嚥下障害(えんげしょうがい)と呼ばれる症状です。
嚥下障害が続くと自分で食事を満足に摂取することができなくなったり
飲み込んだものが食道ではなく気管に入ってしまい
誤嚥性肺炎を起こすリスクが高まります。

改善策

ではどうしたら改善するのか
大きく4つに分けて解説していきます。

改善策

1.日常生活で気をつけること

・喫煙・アルコール・カフェインを控えめにする
・噛み応えのある食材を食事に取り入れ、よく噛んで食べる
・鼻呼吸を心がける
・ストレスを溜めすぎないように、リラックスする時間をとる
・規則正しい健康的な生活を心がける
・部屋の中が乾燥しすぎないようにする
・なるべく喋ったりして口、顔の筋肉を使う

改善策

2.ドライマウス対策グッズを買う

ドラッグストアやコンビニで購入できるドライマウス対策グッズもあります。
うがい薬やトローチ・ガムを噛むことも唾液の分泌を促進させるには効果的です。
私も朝夜はうがい薬を愛用しています。
おやつにはスルメなど、噛みごたえのあるものなども効果的なようですね✾

改善策

3.マッサージを行う

自宅で行うマッサージも効果という声が多いです。
MFT(口腔筋機能療法)とよばれるトレーニングを行う歯科も多いようですので
気になる方は相談してみましょう。
口周りの筋肉を動かすことも改善につながるので
やはりたくさんおしゃべりすること、顔を動かすことも大切ですね。

改善策

4.歯科医院で相談する

自分でできる対処法を試してみてもドライマウスが改善しない場合は
一度歯科医院に相談してみましょう。

ドライマウスの診断は、その原因が何かを探すことから始まります。
問診や口腔内の乾燥状態、炎症の有無を確認します。
その後、唾液分泌量が正常であるかを測定します。

歯科で行う治療としては
唾液腺のマッサージやガム(歯茎)マッサージ、口の筋肉や舌の運動の指導・練習などです。
歯科で治療を受けても治らない場合は、他の診療科と連携し治療を行うこともあります。

他に原因がある場合も多くないようです。
たとえば鼻炎から口呼吸となりドライマウスを発症している場合は
まず鼻炎の治療から行わないと改善できないですよね。
やはりそういったことは自己判断では難しいので
きちんと診察してもらうことは大切ですね。

まとめ✾

今回はドライマウスについて解説していきました。
私自身も出っ歯や口元の前突が原因で口が閉じにくいこともあり
ドライマウスの症状がありました。
私は歯科矯正での歯列の改善を行いますが、ほかにも対策できることがあると思い
今回まとめさせていただきました。

口の中が乾燥すると
細菌が繁殖しやすくなり
むし歯や歯周病になるリスクが高まります

また、口臭の原因にもなります。
またドライマウスはストレスや薬の副作用などが原因で起こることもあります

口の中が乾いている自覚がある場合には、歯科を受診してみるとよいでしょう。
同じようなお悩みの方の参考になれば嬉しいです✾

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